山田玲司のヤングサンデーで人気VTuberのキズナアイを解説

 2018/11/04

はじめに

毎週水曜20時から、ニコニコchで生放送中の大人気番組「山田玲司のヤングサンデー」でキズナアイやバーチャルYouTuber(VTuber)について語ったことが話題になっている。

本番組、通称「ヤンサン」では、「Bバージン」「絶望に効くクスリ」などの代表作でおなじみの山田玲司先生による、サブカル史や社会学など幅広いジャンルのトピックを独自の切り口で解説する雑談番組である。

ついに地上波進出のVTuber

「去年の秋からバーチャルYouTuberが爆発的に人気を集めていて、小林幸子さんと共演したことでおなじみ一番人気のキズナアイっていうキャラクターが、地上波に登場する。それもCMじゃなく冠番組を持つ。」って話から話題がスタート。

それとは、別に人気VTuberを一堂に集めたVTVについて山田先生は言及。

「ものすごいまとまらないという前代未聞の事故が起きている、見切り発車って怖いなー」

「それぞれの解像度も大きさも違うから変な人形劇を見てる感じ」

など若干違和感があり、興味をもったとのこと。

それを踏まえて、現代のアイドルの最先端がバーチャルYouTuberなら、そこに至るまでの系譜(クロニクル)を様々な角度から見ていきたいと思ったのが今回のテーマになったそう。

VTuberの現在までの流れ

ヤングサンデーのスタッフの中では白さんやキズナアイやバーチャルおばあちゃんが人気らしいが、出演者自体はVTuberに明るくない模様。

「各バーチャルアイドルって言ってみるとリアルタイムで動くアニメキャラって思ってもらえればいいんだよね」と独自の見解を述べる山田先生。

去年の秋の時期だとVTuber自体も作画崩壊しているレベルの完成度だったが、企業が一気に参入してきて一番資金を投入しているのがキズナアイであると解説。

みなしごハッチの実況を見た

昔のアニメ作品「みなしごハッチ」の実況をする番組が地上波で放送されており、山田先生もそれをみたそう。

その模様を山田先生直筆のイラストで描き解説。

山田玲司の描くキズナアイとみなしごハッチ

ハッチを初めて見るキズナアイが、 主題歌を一緒に歌ったり、「ハッチ足ながーい」ってハシャいだり、ハッチツッコミしてることに対して山田先生は、「孤児の悲惨な話ですから」「タツノコプロ冒涜祭り」とシュールさに冗談気味に苦言を呈していた。

憎しみよさようなら

今回のキズナアイが実況する話は、ハッチの中でも神回と呼び声の高い「憎しみよさようなら」。

これに対してキズナアイは、「サガンの"悲しみよこんにちは"のオマージュですねっ」っとまたハシャいでいるそうで「ここでハラ立つ人はついていけない」とキズナアイワールドにつきあうと覚悟決めてみることを勧めている山田先生。

この話では、家族の愛がテーマになっており母親が子供たちを命がけで守るシーンが描かれており、感動のエンディングを迎えキズナアイの最後の発言に対してヤングサンデーの出演者たちが以下のような会話で盛り上がった。

キズナアイ「私も家族ほしい、私もお母さんほしい、あれ、私のお母さんってなんだっけ?」

山田玲司「あれ?こいつもみなしご?こいつの設定なんだっけ?」

乙君「怖い」

山田玲司「お前もハッチってはなしで終わってんの無意識に」

乙君「仲間に恵まれたみなしごと、人工的につくられたデータのっみなしご」

久世孝臣「なんか深い話になってしまった」

山田玲司「やってみたら、めっちゃ深いんだよ、キズナアイの番組」

乙君「その味方したらね」

山田玲司「3回見返した、だからなんで俺はキズナアイにこんな変な気持ちになってるんだろうかと思ったら、キズナアイも(ハッチと)一緒じゃん」

VTuberって恋愛構造と一緒

恋愛する時に見えないところが相手が勝手に想像して理想化してくれる。 つまり実物は実写がはいるとノイズが入って減点されてしまうから、なるべくノイズの入らない絵で見せてやろうとすると、垣間見えるのは中の人の魂と人間性になる。 これがいわゆる「レディプレイヤーワン現象」ってやつで、アバターってやつは(外見を)隠すことで、内面をそのまま見せることになる。

内面と外面の話というのは、岡田斗司夫が「女は嫌いだが女体は好き」の発言に象徴されるように、女性の内面を男性が処理しきれなくなっているという現象の現れがフィギアなどに現れ、その延長にバーチャルYouTuberがあると持論を展開する山田先生だった。

さいごに

今回「特捜☆キズナアイと現代アイドル事情最前線!〜ドール文化の現在とフィギュア造形の奇妙で素敵な世界を暴け!!」というタイトルで山田玲司先生がVTuberの現状とその背景にある社会学を軽く解説してくれた。

今後また違った切り口でバーチャルYouTuberを紹介してほしい。